医学部を卒業した後、大学や研究所などで研究を行う医師を研究医と呼びます。
医学を切り拓き、医療を改革する。その主役となるのは研究医です。基礎研究医、臨床研究医の衰退は、そのまま我が国の医学への貢献の衰退に直結すると言っても過言ではありません。そのため、各大学の医学部では、研究医を養成するためのさまざまな取り組みが行われています。
ここでは、医学部学生の皆さんと比較的年齢の近い30歳代の若手研究者の先生方に、「研究医を目指した理由」、「現在、取り組んでいる研究内容」、「研究がおもしろいと感じる時」、「ご自身の研究に関する今後の期待感」など、学生の皆さんへのメッセージを語っていただきます。
一人でも多く、研究医への道へ踏み出していただければと期待しています。
 
第15回
(2024.4.4 更新)


(1)「研究室に入って研究生活を開始しよう」  三重大学 弓削 瑞葵 さん

研究に興味がある医学生は相当数いるはずなのに、学部生時代から研究を始める学生は少数である。もちろん、卒業後でも様々なタイミングで研究を始められるが、そのハードルは学部生時代よりもずっと高いと思われる。学部生のうちから研究を開始できることが、どれほど恵まれているか、その後の医師、医学者としての人生に役立つか考えてみてはどうだろうか。研究医への道の第一歩として研究室に入って研究生活を開始しよう。





(2)「真のリアルタイム手術ナビゲーションへの挑戦」  琉球大学 新垣 慎太朗 先生

一口に研究といっても、基礎研究から臨床研究までさまざまです。臨床の現場での関心から生まれた課題をどのようにして解決していくかも研究の役割だと思います。若手外科医の立場から、近年発達著しい技術であるAIを取り入れた手術研究の面白さ、期待感をお伝えできればと思います。



バックナンバーはこちら

前回シリーズバックナンバーはこちら
ぜひご感想・ご質問等をお寄せください。  
@大学名・学年・お名前、Aご感想・ご質問等、B本ホームページへの掲載の可否(お名前は掲載いたしません)を明記の上、国立大学医学部長会議事務局(info*chnmsj.jp ←*を@に変えてください。)までお送りください。ご質問につきましては、本コーナー担当委員会から可能な限りご回答いたします。