教育コースの特徴 |
◆ステップ1(所属教室決定まで) |
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1) 研究に対するモチベーション・スキルを高める教育プログラム |
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医学部1年次に研究の重要性を理解し、キャリアパスを考える全学生必修の授業と研究の基本的スキル習得・モチベーション向上を目的とした選択授業を行っている。学内外の研究者による授業と合わせ、論文読解、研究倫理等を学ぶ。 |
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2) 基礎医学系ラボローテーション |
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プログラム登録した1年生向けのラボ見学、2・3年生を対象とした基礎系教室研究紹介ポスターセッション・オープンラボを開催し、早期の研究開始へ誘導している。複数の研究室を体験するラボローテーションを勧めており、専任チューターがサポートしている。 |
◆ステップ2(研究・大学院講義受講開始から医学部卒業まで) |
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1) 基礎系教室における研究指導 |
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所属教室における研究、学会発表等についてはポートフォリオシステムに記録していく。進捗状況確認を兼ねた研究発表を行いつつ学会発表、論文作成を目指す。国内・国際学会発表、海外短期研究留学の旅費補助、英語・プレゼンテーション指導を行う。国内外の著名研究者を招いたシンポジウム・セミナーに参加する。 |
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2) 大学院コースワークの受講と単位認定 |
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昼休み等に専任チューターとともに大学院集中講義の動画を視聴し、チューターが追加説明と理解度確認を行う。大学院10単位分の認定をステップ2修了要件とし、面接及び語学試験等の総合評価により大学院入学を認める。 |
◆ステップ3(基礎系大学院入学以降) |
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1) 新教育コースの設置 |
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ステップ2における大学院単位取得により生じた時間的余裕を利用して、海外留学(Aコース)または初期臨床研修(Bコース)を行う。 |
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Aコース: |
留学を積極的に行い、国際的な研究レベルを目指す。ティーチングアシスタント(TA)採用により基礎医学の教育経験を積む。 |
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Bコース: |
大学院入学と同時に初期臨床研修を開始する。研究テーマと関連した臨床科の教員をサブメンターとする。研修中も土日等を利用して研究準備を行う。研修修了後は、奨学金または研究センターのリサーチアシスタント(RA)採用により経済的援助を受ける。 |
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2) 研究医としてのキャリア支援システムの強化 |
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修了後の助教・特任助教採用、奨学金返済免除制度に加え、私学の利点を生かした柔軟な人事により、キャリア形成を支援する。 |
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Aコース: |
修了後、所属基礎系教室の助教として採用し、留学等により基礎医学研究者・教員として国際的な研究レベルを目指す。 |
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Bコース: |
修了後、研究を継続する場合には特任助教として採用する。特任助教以外に、他機関で橋渡し研究等に従事した場合、臨床・研究の経験を生かして官公庁等で医療行政に関わる業務に従事した場合も、奨学金返済免除の条件と認める。優秀な研究・教育成果をあげた場合には、基礎系教室の助教として採用する。 |